日本語勉強

先月入講した2名ベトナムの実習生の日本語勉強に関して少しお話します。

実習生のみなさんにとって、日本語学習は、技能実習生が安全でかつ充実した日本での生活を送るうえで、大変重要な役割を担っています。
限られた時間を有意義に使って、より満足の得られる学習を行うには、どんなことを、どんな教材を使って指導すればいいのか、日々組合内でも話し合い、実際に色んなイラストカードや問題集を作って勉強するときもありますし、実習生に適した教材を有効に使う時もあります。

もちろん実習生の日本語レベル現状や、企業さんが求められる(専門用語の習得)ものにもよりますが、、、

多くの実習生の場合は:

・読む力は基本的な語彙や漢字を使った身近な話題の文章を理解できるレベル

・聞く力は日常的な場面でゆっくりと話される会話を理解できるレベル

仕事の現場においてN4レベルだとゆっくりと話せば伝わりますが、日本人が普段慣れているスピードで話されてしまうと理解が追いついていないことがほとんどと言ってもいいくらいです。

そのため、日本人からするとコミュニケーションにストレスを感じることもありますが、最初はゆっくりと簡単な日本語で話すことが大切だと感じます。トゥエンさんとティエンさんはイラストカードを使ってまず動詞、形容詞を覚えます。それから、文法勉強もしながら、自分たちの知っている言葉を一生懸命絞り出して会話練習しています。(最初の頃はどうしてもゆっくりですが、3週目からだいぶスムーズに受け答えが出来るようになってきます。)

動詞がわからないと、何をどうしたいのか伝わらない為、組合ではそのような勉強方法で進めています。名詞については、パソコンで調べて写真などもたくさん載っていますので、会話に交じり合って指導しています。

その他、理解がないことから思わぬことでトラブルやすれ違いが起きてしまうことがないように、日本人の考え方や文化を知ってもらう機会も積極的に設けることが大切で、日本語勉強以外の時間に、スーパーの買い物、神社、回転寿司、花見、役所など色々と気軽に体験できる場所へ連れて行きます。普段は雑草抜きしながら、近所の方と挨拶したり、簡単なコミュニケーション取ったりもしているので、実習生の為に、何か出来ることがあれば、積極的に実行しています。

この二人は3月より企業さんで働く予定なので、あと少しですが、頑張っていきましょう!!

 

 

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